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事例一覧

株式会社ヒッサン 様

会社名 株式会社ヒッサン
事業内容 一般貨物自動車運送事業、倉庫業(高圧ガス輸送[ガスシリンダー・ローリー]
/一般物配送/流通倉庫/流通加工請負/貸倉庫)
受講講座 IT導入士(初級)講座(DX学校 前橋校)
受講期間 2026年6月〜2026年9月(全12回)+課題プレゼン発表
URL https://hissan.biz/

ストーリー

現場では既存システムを運用していましたが、内部でのデータの流れが十分に理解されておらず、時にシステムエラーが発生することもありました。今後の本格的なDX推進に向けて「ITの基礎を正しく理解した人材の育成が不可欠だ」という社長の声かけを受け、「会社全体の業務環境を良くしたい」と自ら手を挙げIT導入士(初級)講座の受講を決意しました。

講座でITリテラシーやクラウドツールの基礎を実践的に学ぶ中、後半の「業務課題発表」に向けて自社の業務を深く見つめ直しました。「現場の効率化だけでなく、経営判断に直結する課題から着手すべきだ」という視点で洗い出す中で見えてきたのが、各部門の売上確認や過去比較に膨大な時間を費やしていた「売上データの可視化不足」でした。

単なる工数削減にとどまらず、データを活用して迅速な経営判断を支える全社基盤をつくりたいという想いから、売上可視化システムの構築プロジェクトを立案し、発表いたしました。

課題

売上確認に多大な手間 ⇒ 1作業で30分〜数時間の探索ロス
⇒ 比較表作成に1週間 ⇒ 業務集中と顧客対応の遅れ

  • どの部署の、どの部門の、どのフォルダにデータがあるか分からず、1部署だけで30個のフォルダが存在することも。
  • 階層をたどり、目的の1ファイルを開くまでにおよそ25秒・最大9クリックの手間が発生。
  • 確認のたびに「探す→開く→確認する→メモする→報告する」という5段階のプロセスを繰り返していた。
  • 外出先から手元ですぐに売上データを確認できない。
  • 過去の売上と比較する際、複数のExcelファイルを立ち上げて見比べる必要があり、視認性が悪く情報収集に時間がかかっていた。
  • 過去売上との比較表作成に1週間ほどかかり、担当者に業務が集中した結果、顧客を待たせてしまうインシデントが発生していた。

取組

SharePoint × Copilot によるデータ一元管理とAI検索

点在していた売上データをSharePoint上に集約・一元管理する体制を構築。さらにMicrosoft Copilot(有料版)と連携させることで、「得意先○○株式会社の期間内の売上を教えて」と自然言語で入力するだけで、AIが該当データを数秒で検索して返答する仕組みを立案しました。

Power BI による分析ダッシュボードの構築

Power BIを用いて、得意先や期間を選択するだけで月別売上推移(棒グラフ・折れ線グラフ)、商品別売上ランキング、地域別売上比率などをリアルタイムに可視化するダッシュボードを設計。「誰でも」「迷わず」「数秒で」売上の検索・比較ができる環境を目指しました。

講座での学びを活かした導入計画・予算・スケジュール策定

IT導入士講座の後半カリキュラムである「目標設定・ワークフロー作成・導入計画立案・プレゼンテーション」のフレームワークに沿って、具現性の高いロードマップを策定しました。

  • 費用対効果の算出: CopilotやPower BIのライセンス費用に加え、構築にかかる人件費まで踏まえた適正コストを整理。
  • 5段階の導入スケジュール: 検討・データ移行から社内教育、BIツールの作りこみ、テストを経て運用開始に至るまでの工程を可視化。
  • 全社展開の視野: まずは自部署でスモールスタートし、成功モデルを他部署へ展開して「全社標準の売上可視化基盤」へ育てる構想を盛り込みました。

成果と今後の展望

数時間の検索・集計作業が数秒に。意思決定の迅速化を実現

  • 月2〜3回、まとめ・比較に2〜3時間かかっていた工数が、わずか数秒で完結する見込みに。
  • 売上データが一元管理され、社内でブレのない共通の指標を確認できる基盤を確立。
  • データの分散や表記ゆれが解消されることで、分析精度と経営判断のスピードが大幅に向上。
  • 現場の工数削減にとどまらず、現場と経営をつなぐ情報基盤として課題発見と業務改善を継続的に促進。

お客様の声

漠然としたイメージしか持っていなかった「IT」という世界が、とても可能性の広がる世界だという認識に変わりました。コンピューターの仕組みからネットワークの仕組み、Web上のツールやAIを使用することのメリットや、活用できる幅の広さを知ることができ、今後、職場での活用や自分自身のスキルアップに確実に繋げていけると実感できたのが良かったです。また、課題や分からないことについては講師の方が親身になって一緒に考えて下さったり提案して下さったりととても助かりました。

担当講師からの総評

経営課題に直結するデータの収集へ

発表テーマを検討する際、「現場の効率化にとどまらず、経営に直結する課題から着手しましょう」とお伝えしたところ、挙がってきた数々の現場課題の中から「どの課題を解決することが経営課題の解決につながるのか」「それを改善することでどのような効果が生まれるのか」を、必死に模索し考え抜いていらっしゃった姿が非常に印象的でした。

そうして導き出されたのが、迅速な意思決定を支える「売上の可視化」というテーマです。単なる作業工数の削減ではなく、データを経営判断に活かすという、まさにDXの本質を捉えた素晴らしいご提案でした。

日常業務でお忙しい中、講義で学んだツールや知識をすぐさま実践・検証し、自社へ還元しようとされる熱心な姿勢には大変感銘を受けました。「まずは自部署からスタートし、いずれは全社標準へ広げたい」という言葉通り、今回の取り組みで確かな成功体験を重ね、会社全体へデジタル文化を着実に醸成していかれることを心より期待しております。

DX学校 前橋校 担当講師:中村

お問い合わせ

ナブアシスト  「DX学校」 担当係

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