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関東防災工業株式会社 様

クラウド活用が進む消防設備企業のセキュリティ強化
会社名 関東防災工業株式会社
業種 建設業(消防設備・電気設備)
事業内容 電気設備工事、消防用設備工事及び保守点検、消防用品販売
従業員数 約30名
所在地 〒371-0857 群馬県前橋市高井町1-29-7
URL https://kanbou.co.jp/

関東防災工業株式会社(以下、関東防災)は、1976年の創業以来、群馬県前橋市を拠点に消防用設備の工事・メンテナンスおよび電気設備工事を手がけています。500を超える企業や施設への納入実績を持ち、地域の工場や公共施設、店舗、医療施設などを対象に、お客様の命と財産を守るサービスを提供しています。

大手企業との取引も多く、図面や新規工場情報など機密性の高い情報を日常的に取り扱う業務特性があります。クラウド活用が進む中、情報セキュリティ強化のためにIDaaS(トラストログイン)を導入しました。

導入の背景や効果についてお話を伺いました。

背景

クラウド上に集まる重要データ、
「IDパスワードだけでいいのか」という危機感

Microsoft 365の活用状況について教えてください。

当社ではMicrosoft 365を全社的に導入しており、Teams、SharePoint、Exchangeなど、できる限り多くのサービスを活用しています。また、従来のオンプレミスのファイルサーバーからSharePointへのデータ移行も段階的に進めており、最終的にはファイルサーバーを廃止する方針で動いています。
その結果、以前はオンプレミスにあった重要なデータが、SharePointやTeamsなどのクラウド上に集約されるようになってきました。

それに伴い、どのような課題が生じましたか。

インターネット環境とブラウザがあれば、IDとパスワードだけで誰でもログインできてしまうというのは、便利である一方でセキュリティのリスクでもあります。特に当社は、大手企業の工場案件を多く手がけており、図面や新規工場の設計情報など、機密性の高い情報を日常的にやり取りしています。
こうした重要データがクラウド上に集まる以上、「何かあったときに、ちゃんとセキュリティ対策を講じていましたと説明できる体制」を作る必要がありました。そして当然、実際に情報が漏洩しないようにもしなければなりません。

課題

IDとパスワードだけの認証では守りきれない

当社が直面していた課題は、主に以下の点でした。

IDとパスワードのみの認証では、自宅PCや私用スマホからもアクセスできてしまうリスク
大手企業との取引における機密情報(図面・新規工場情報等)の保護体制が不十分
インシデント発生時に「セキュリティ対策を講じていた」と説明できる体制の必要性
なりすましや不正アクセスの防止策が必要

取り組みと効果

IDaaS「トラストログイン」の導入

IDaaSを導入することになった経緯を教えてください。

Microsoft 365で多要素認証を行うことも可能ですが、今後を見据えて、複数のクラウドサービスを一元管理できる仕組みが必要だと考えました。IDaaSはクラウドサービス利用の「入り口」として機能し、トラストログインでログインしないと各サービスを使えないという環境を構築できます。
また、導入にあたっては「今の運用のレベルを変えることなくセキュリティを高くしたい」ということが重要なポイントでした。そこで、ワンタイムパスワードや携帯認証のような運用負荷をかけずに済む「クライアント証明書」による端末制御を採用しました。

トラストログインを選定した理由を教えてください。

トラストログインは月額が非常に安価で、クライアント証明書機能も追加費用なしで利用できます。最低利用ライセンスが30でしたので約30名規模の当社にも最適でした。コストを抑えながら、しっかりとしたセキュリティ環境を構築できると判断し、このサービスを選定しました。

具体的な導入の進め方を教えてください。

利用者の運用負荷を最小限にするため、2Stepに分けて導入しました。

Step1
フォームベース認証方式での運用開始

トラストログイン経由と従来の直接ログインの両方が可能な状態で運用を開始。この期間に各端末へクライアント証明書をインストールし、新しい運用に慣れていただく検証期間として約2週間を設けました。

Step2
SAML認証方式への切り替え

トラストログイン経由の認証を必須化。Microsoft 365への直接ログインを不可にし、クライアント証明書がインストールされた社給端末からのみアクセスできる環境を実現しました。

なお、社給スマホがない一部の従業員にはワンタイムパスワードを適用し、それ以外の全端末にはクライアント証明書を導入することで、既存の運用を変えることなくセキュリティを強化しました。

導入してみて、どのような効果を感じていますか。

セキュリティの導入なので、「運用が劇的に楽になった」という類のものではありませんが、特に不便なく運用できている点が重要だと思っています。クライアント証明書による端末制御のため、利用者は既存の運用をほぼ変えることなく導入が完了しました。
また、ちょうどこのタイミングで、大手企業が攻撃を受け、認証情報の漏洩からクラウドサービスに不正アクセスされる事例が報道されました。クライアント証明書が入っている端末でないとアクセスできない環境を作れたことで、多要素認証の必要性に先手を打てたと改めて感じています。

許可された社給端末からのみアクセス可能な環境を実現し、不正アクセスを防止
既存の運用フローをほぼ変更せずに導入完了
大手企業との取引において、セキュリティ対策を明確に説明できる体制を確立
ライセンスの月単位契約により、従業員の増減に柔軟に対応可能
Microsoft 365以外のクラウドサービスも将来的に一元管理できる基盤を構築

今後の展望

セキュリティの「入り口」を足がかりに、さらなる強化へ

今後の展望について教えてください。

現在はMicrosoft 365との連携を中心に運用していますが、トラストログインは幅広いクラウドサービスとの連携に対応しています。今後、新たなクラウドサービスの導入時にもトラストログインを「入り口」として一元管理することで、セキュリティレベルをさらに向上させていく予定です。
また、USB制御やセキュリティ教育など、総合的な情報セキュリティ対策を継続し、組織全体でのセキュリティレベルの底上げを目指して取り組んでいきます。

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